還暦のお祓いはいつするの?お祓いしてもらう時期・料金の相場・服装について解説!

還暦のお祓いはいつするの?お祓いしてもらう時期・料金の相場・服装について解説!

還暦のお祓いはいつ行うのか。基本的に還暦にはお祓いを行う必要はありませんが、年祝いの災難を回避するために厄除けを行う方もいます。

還暦は人生に一度のイベントなので、初めてお祓いする方ばかり。還暦のお祓いはいつするのか?料金はどのくらいかかるのか?服装はどのようなものが良いのか?など疑問が多いですよね。そこで、今回は、還暦にお祓いが必要とされる2つの理由と、もし還暦のお祓いを行うならどうすればいいのかを解説します。

お祓いを行う際の時期や料金の相場、服装を理解すれば厄除けに備えることが可能です。本記事を参考に還暦のお祓いについての知識を深めましょう。

還暦のお祓いは必要なのか?必要と言われている2つの理由

還暦のお祓いは必要なのか?必要と言われている2つの理由

還暦は、一定の年齢を迎えたことを祝う「年祝い」の一種です。ほかにも、「賀の祝い」や「賀寿」ともいわれます。年祝いは、節目を迎えたことを祝うため、おめでたい祝いのひとつです。

そんな中、最近では還暦にお祓いは必要なのかという声がよく聞かれます。なぜ、還暦にお祓いが必要といわれているのか?

その理由として、「還暦と厄年を混同している」または「長寿の節目に災難に遭わないための厄除け」などが考えられます。

今回は、この2つの理由について解説し、お祓いをする場合の時期や料金の相場、服装も合わせて紹介します。

ケース①:還暦と厄年を混同している

還暦のお祓いが必要と考えられている理由の一つに、還暦と厄年を混同しているケースがあります。

還暦は、数え年で61歳(満60歳)を迎えた際の長寿祝いです。

一方、厄年は男性の場合、数え年で25歳、42歳、61歳。女性の場合は数え年で19歳、33歳、37歳が本厄といわれています。

この中でも男性の42歳と女性の33歳は大厄と呼ばれており、災難に遭う可能性が高い時期です。

ただ、厄年自体に科学的な根拠があるわけではないため、必ず何か災難に見舞われるわけではありません。一説では、身体が変化する時期を経験則的にまとめたものともいわれています。

さて、還暦と男性の厄年は、どちらも数え年で61歳のため混同しやすいです。地域によっては、61歳の還暦を男女共通の厄年する場合もあり、この点からも混同する方が増えています。

では、還暦のお祓いはどうすればいいのか。実は、還暦には厄除けの効果が存在します。還暦の際に身に付ける赤い帽子やちゃんちゃんこは、まさに厄除けのためのアイテムです。

元々、還暦は「暦が還る(生まれたときに戻る)」、つまり干支が一周することから名付けられました。この際に、魔除けの意味合いから、赤子に着せていた「赤い産着」を着る習慣が生まれました。

還暦を迎えた際にお祓いをした方がいいと考えている方は、厄年と混同しているかもしれません。還暦を祝うだけで魔除けの効果があるため、厄年の厄も一緒に祓ってしまいましょう。

ケース②:長寿の節目に災難に遭わないための厄除け

還暦にお祓いが必要なケースとして2つ目に考えられるのは「長寿の節目に災難に遭わないための厄除け」です。

こちらは、厄年のお祓いと違い、自主的に長寿の節目に厄除けを行い、災難に遭わないようにします。

長寿の節目での厄除けは、親族関係で年祝いに災難が続いている方などが行うケースが多いです。こうしたケースの場合は、年祝いを迎えた年に厄除けを行っている神社に行き、祈祷をしてください。

還暦にお祓いをする場合の時期や料金の相場、服装は?

還暦にお祓いをする場合の時期や料金の相場、服装は?

続いて、還暦にお祓いを行う場合の時期や料金の相場、服装を解説していきます。

お祓いに初めて行く方にとっては、気になるのがお祓いに行く時期や料金、服装。決まったものがあるのならそちらに沿いたいですよね。還暦でお祓いをする予定の方は、ぜひ参考にしてください。

お祓いをする時期

還暦にお祓いする時期については、特に決められていませんが、地域によっては決まった日が存在する場合があるので注意が必要です。

基本的に神社では、毎日祈祷を行っているので、都合のいい日にお祓いを行いましょう。

還暦を含めた年祝いの場合は、新年に行う方が多いようです。ただ、新年は厄払いをする方で混み合うことがあるので、前もって連絡・訪れた上で、状況によっては予約を取りましょう。

還暦のお祓いを行う時期に決まりはありませんが、地域によっては決められた日が存在する場合もあります。この場合は、決まりに従ってお祓いを行うといいです。

料金の相場

還暦にお祓いを行うための料金は”5,000〜1万円”が相場です。最寄りの神社に訪れる、またはホームページで確認すると料金が書かれています。

基本的に、「玉串料」「初穂料」「祈祷料」といった名称で書かれているので、こちらを参考にしてください。

服装

還暦の厄払いをしに行くときの服装に決まりはありません。基本的にどんな服装でも構いませんが、最低限のTPOは守るように意識しましょう

例えば、派手な色の洋服や露出が多い洋服、カジュアルすぎる服装は避けてください。ビジネスカジュアルに近い服装なら、厄払いの際も問題ありません。

神社によっては服装に規定が存在する場合があります。もし、不安な場合は、事前に神社に聞きに行くか、電話で確認してから訪れましょう。

還暦のお祓いはお寺と神社、どっちに行くべき?

還暦のお祓いはお寺と神社、どっちに行くべき?

還暦のお祓いにお寺か神社どっちに行くべきかは、儀式に違いが出てくるので自分に合った方に行くと良いとされています。

一般的に、神社は厄を払う「厄払い」の意味があり、お寺は厄から逃げる「厄除け」に分類されます。意味合いは異なりますが、どちらも災難を寄せ付けないという意味があります。

ただ、神社の「厄払い」は神道にのっとる祈祷儀式、お寺の「厄除け」はお寺で祈る護摩祈祷となり、祈祷の儀式の内容に違いがあります。そのため、自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。家族や親族がお祓いに行く際決まったお寺や神社があるのであれば、そちらに合わせて行くのも良いでしょう。

還暦のお祓いは基本的に不要!
厄除けが必要な場合は神社に足を運ぼう!

還暦のお祓いは基本的に不要!厄除けが必要な場合は神社に足を運ぼう!

還暦のお祓い事情について解説しました。

還暦にお祓いは必要ありませんが、年祝いの厄除けをしたい方は、神社で厄払いを行いましょう。基本的に、還暦のお祓いは厄払いと一緒です。都合のいい日に神社を訪れて、厄払いを行ってください。

還暦では、赤いものを身に付けることで厄払いの効果があるので、厄除けを行わなくても問題ありません。地域や慣習で決まりのある方のみ厄除けを行いましょう。

それでは、本記事で還暦のお祓いに関する正しい知識を身に付けてください。